【アメトーク】大谷翔平スゴイぞ芸人が散々な結果に…見どころは人生の目標シートのみ

アメトーク!大谷翔平スゴイぞ芸人

2016年2月5日に「大谷翔平スゴイぞ芸人」の第2弾が放送された。

大谷は今シーズン、投手とDHでのベストナインW受賞だけでなく、パ・リーグのシーズンMVPまで獲得するなど、名実ともに二刀流として活躍した。2年前の第1弾放送時には、「気付け!大谷翔平スゴイんだぞ芸人」だった番組タイトルも、直近2年の活躍を受けて「大谷翔平スゴイぞ芸人」に変更されている。

そんな大谷の凄さを紹介する番組だけに、野球ファンの多くが楽しみにしていたのだが、残念なことが立て続けに起こったために、少し面白味に欠ける内容となってしまった。所々にスタッフの苦労が垣間見える構成ではあったが、せっかくなので”残念なこと”も含めて少し紹介してみたい。

残念なこと①:狩野英孝の謹慎

今回の放送では、芸人の狩野英孝がゲストとして収録に参加していた。ところが収録後に起こした不祥事により謹慎処分となり、登場シーンのほとんどがカットされることとなった。

無期限謹慎となった狩野英孝

淫行疑惑で無期限謹慎 狩野英孝「懲りない下半身」の代償
66分の汗だく謝罪会見で幕引きを許すほど世間は甘くない。写真誌「フライデー」で17歳の女子高生との淫行疑惑が報じられたお笑い芸人の狩野英孝(34)が21日に都内で謝罪会見を行い、無期限謹慎を発表した。(引用:日刊ゲンダイ

唯一映っていたのが、大谷が投げた日本最速165kmを体感するコーナーの時のみ。

わざわざ特製のピッチングマシーンをスタジオに持ち込んで行った企画だけに、さすがにカットはできなかったようで、「※これは昨年12月15日に収録したものです」という注釈入りで放送された。しかし、これ以外のシーンは音声含め全てカットされており、放送に使えるネタが大幅に減ってしまったのは間違いないだろう。

残念なこと②:大谷のWBC辞退

3月7日から開幕する2017WBCの日本代表メンバーに選出されていた大谷だったが、番組放送の2日前に右足首のケガでWBC出場を辞退することがニュースとなった。

大谷の登録解除を発表した小久保監督

日本ハム大谷がWBC登録解除 小久保監督が正式発表「本人と話して納得」
3月に行われる「第4回ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)で侍ジャパンを指揮する小久保裕紀監督(45)が3日、右足首の負傷で投手としての出場辞退を申し入れていた日本ハム・大谷翔平投手(22)の登録解除を正式発表した。(引用:東京スポーツ

おそらくWBCの宣伝も兼ねていたであろう番組だけに、このニュースは最悪の知らせだったはずだ。実際、番組内ではWBC関連の話題は一切なく、話題がWBCに行きそうになると不自然にカットが入る場面も見られた。

狩野英孝の不祥事の時点でお蔵入りの危機に瀕していたが、さらに大谷のWBC辞退とあって、番組スタッフの苦労は相当なものであっただろう。放送しただけでも凄い気がしてくる。

そういった訳で、狩野が絡んだトークシーンやWBC関連の話題が全カットされた結果、残ったのは昨年から今年にかけてのVTRと、ひな壇芸人の軽いつっこみ&豆知識のみという構成になってしまった。

唯一の見所「人生の目標シート」

唯一の見どころと言えたのが、大谷が高校時代に書いた「人生の目標シート」だ。

花巻東高校野球部としての取り組みで、18歳から50歳までの目標を書いたものになっている。高校2年生の時に書いたものなので現実との相違はあるが、高校卒業と同時にメジャーに行こうとしていたのは確かなようだ。

各項目を見ていくと、「ローテーション入り」「サイヤング賞」「ノーヒットノーラン」といった投手に関する記述が多く、二刀流として活躍してはいるものの、投手でやっていきたいという想いが伺える。

本来なら「23歳 WBC日本代表」の欄からWBCの話題へ繋げていって、「書いたことを実現させる大谷はやっぱり凄い!」という流れだったと思うが、今回は一切触れることができずに終わってしまったので残念である。

番組の最後でも述べられていた様に、大谷のケガが早く治ることを祈って本記事の結びとしたい。