2005年にセ・パ交流戦が始まり既に20年が経過した。当初は両リーグの活性化を目的として試験的に導入された交流戦だが、もはやプロ野球には欠かせないものとなった。
ここでは、交流戦の①リーグ別勝敗数、②12球団の歴代順位、③12球団の通算勝率について紹介し、その歴史の一端を見ていきたいと思う。
特に12球団の通算勝率については、対戦球団別の勝率も算出しているので、得意球団・苦手球団もわかるようになっている。
リーグ別の勝敗数
リーグ別の勝敗数を見ると、セ・リーグが勝ち越したのは20回のうち3回のみで、他は全てパ・リーグが勝ち越しを決めている。特に2010年代の負け越しが大きく、通算では100勝以上の差が出来てしまっている。
2021年以降は両リーグの勝ち数差が2勝以内に収まっていたが、昨年は上位6球団をパ・リーグが占めており、20勝差をつけられるなど再び大きく水を開けられてしまっている。
12球団の歴代順位
交流戦の歴代の順位一覧を以下に示す。
交流戦の優勝回数を見ると、ソフトバンクが9回とダントツトップ。次いでロッテ、巨人、オリックス、ヤクルトの2回があり、あとは日本ハム、DeNA、楽天が1回優勝しているだけである。
交流戦で上位につけているチームがペナント優勝するケースが多く、2008年の西武のように11位から優勝というのはかなりのレアケースと言えるだろう。(この時の西武は10勝14敗で、11位とは言えそれほど大きく負け越したわけではない)
ちなみに各球団のこれまでの平均順位は以下の通り。これで交流戦の得意・不得意がおおよそ見えてくるはずだ。
12球団の通算勝率
ここからは各チームの通算勝率を高い順に紹介していきたい。(2025最新)
1位 福岡ソフトバンクホークス 勝率.619
- 通算 263勝162敗18分 勝率.619
- 巨人 43勝30敗1分 勝率.592
- 阪神 41勝29敗4分 勝率.586
- 中日 41勝30敗3分 勝率.577
- ヤク 42勝30敗2分 勝率.583
- 横浜 48勝23敗3分 勝率.676
- 広島 48勝20敗6分 勝率.706
12球団で唯一勝率が6割を超えている。どの球団にも満遍なく勝っており、対広島に至っては勝率7割超えという驚異的な数字を叩き出している。
2位 千葉ロッテマリーンズ 勝率.532
- 通算 226勝199敗19分 勝率.532
- 巨人 40勝31敗3分 勝率.563
- 阪神 31勝37敗6分 勝率.456
- 中日 36勝34敗4分 勝率.514
- ヤク 38勝34敗2分 勝率.528
- 横浜 39勝34敗1分 勝率.534
- 広島 42勝29敗3分 勝率.592
交流戦の初代王者。シーズンの調子が悪くても、交流戦から調子を上げてくる強さがある。阪神だけ苦手としている。
3位 北海道日本ハムファイターズ 勝率.530
- 通算 229勝203敗12分 勝率.530
- 巨人 34勝37敗3分 勝率.479
- 阪神 36勝37敗1分 勝率.493
- 中日 41勝31敗2分 勝率.569
- ヤク 38勝33敗3分 勝率.535
- 横浜 39勝34敗1分 勝率.534
- 広島 41勝31敗2分 勝率.569
交流戦では安定した強さを誇る。セ・リーグ交流戦順位の下位に強く、上位に弱い傾向が見られる。
4位 オリックス・バファローズ 勝率.520
- 通算 225勝208敗11分 勝率.520
- 巨人 33勝37敗4分 勝率.471
- 阪神 35勝36敗3分 勝率.493
- 中日 31勝42敗1分 勝率.425
- ヤク 36勝37敗1分 勝率.493
- 横浜 45勝28敗1分 勝率.616
- 広島 45勝28敗1分 勝率.616
ここ数年は交流戦の成績がよく、通算勝率4位に浮上した。横浜、広島を得意とし、中日を苦手としている。
5位 読売ジャイアンツ 勝率.514
- 通算 221勝209敗14分 勝率.514
- 福岡 30勝43敗1分 勝率.411
- 千葉 31勝40敗3分 勝率.437
- ハム 37勝34敗3分 勝率.521
- オリ 37勝33敗4分 勝率.529
- 西武 44勝27敗3分 勝率.620
- 楽天 42勝32敗0分 勝率.568
セ・リーグ唯一の勝率5割超え。ただ近年は下位に沈むことが多く、通算勝率の貯金を食い潰してしまっている。
6位 埼玉西武ライオンズ 勝率.492
- 通算 213勝220敗11分 勝率.492
- 巨人 27勝44敗3分 勝率.380
- 阪神 38勝36敗0分 勝率.514
- 中日 38勝34敗2分 勝率.528
- ヤク 40勝33敗1分 勝率.548
- 横浜 39勝33敗2分 勝率.542
- 広島 31勝40敗3分 勝率.437
2023、2024年と2年連続で交流戦最下位となり、勝率5割を切ってしまった。巨人と広島をかなり苦手としている。
7位 阪神タイガース 勝率.488
- 通算 210勝220敗14分 勝率.488
- 福岡 29勝41敗4分 勝率.414
- 千葉 37勝31敗6分 勝率.544
- ハム 37勝36敗1分 勝率.507
- オリ 36勝35敗3分 勝率.507
- 西武 36勝38敗0分 勝率.486
- 楽天 35勝39敗0分 勝率.473
勝率5割に迫っていたが、ここ3年は負け越しで足踏みしている。勝率2位のロッテに勝ち越しており、相性の良さが伺える。
8位 東北楽天ゴールデンイーグルス 勝率.486
- 通算 213勝225敗6分 勝率.486
- 巨人 32勝42敗0分 勝率.432
- 阪神 39勝35敗0分 勝率.527
- 中日 35勝38敗1分 勝率.479
- ヤク 33勝39敗2分 勝率.458
- 横浜 37勝34敗3分 勝率.521
- 広島 37勝37敗0分 勝率.500
2024年に勝率9位、2025年に勝率8位と順調にアップ。2015年以降は負け越しが1回しかなく、勝率5割に着々と近づいている。
9位 中日ドラゴンズ 勝率.485
- 通算 209勝222敗13分 勝率.485
- 福岡 30勝41敗3分 勝率.423
- 千葉 34勝36敗4分 勝率.486
- ハム 31勝41敗2分 勝率.431
- オリ 42勝31敗1分 勝率.575
- 西武 34勝38敗2分 勝率.472
- 楽天 38勝35敗1分 勝率.521
2022年に勝率5割を切ると、その後も交流戦成績が振るわずに勝率9位までダウン。過去の貯金を食い潰してしまっている。
10位 東京ヤクルトスワローズ 勝率.476
- 通算 206勝227敗11分 勝率.476
- 福岡 30勝42敗2分 勝率.417
- 千葉 34勝38敗2分 勝率.472
- ハム 33勝38敗3分 勝率.465
- オリ 37勝36敗1分 勝率.507
- 西武 33勝40敗1分 勝率.452
- 楽天 39勝33敗2分 勝率.542
2022年に2度目の交流戦優勝を果たし勝率9位となったが、2024年に優勝した楽天に抜かれて再度10位に転落。ソフトバンクには相性がかなり悪い。
11位 広島東洋カープ 勝率.431
- 通算 185勝244敗15分 勝率.431
- 福岡 20勝48敗6分 勝率.294
- 千葉 29勝42敗3分 勝率.408
- ハム 31勝41敗2分 勝率.431
- オリ 28勝45敗1分 勝率.384
- 西武 40勝31敗3分 勝率.563
- 楽天 37勝37敗0分 勝率.500
2023年に通算勝率最下位に転落したが、ここ3年は負け越しがなく11位に復活。ソフトバンクにめっぽう弱く、過去に勝ち越しは1度しかない。
12位 横浜DeNAベイスターズ 勝率.430
- 通算 186勝247敗11分 勝率.430
- 福岡 23勝48敗3分 勝率.324
- 千葉 34勝39敗1分 勝率.466
- ハム 34勝39敗1分 勝率.466
- オリ 28勝45敗1分 勝率.384
- 西武 33勝39敗2分 勝率.458
- 楽天 34勝37敗3分 勝率.479
2023年の交流戦優勝で勝率11位に上がったものの、再び最下位に転落。2015年の3勝14敗1分(勝率.176)は、交流戦における単年度勝率のワースト記録となっている。











