【巨人】2017年の亀井義行は「代打の神様」になれるか?

代打でヒットを放った亀井義行

2009年には25本塁打を放ち、巨人の3連覇に大きく貢献した亀井義行選手

その後は怪我に苦しむことも多く、なかなかスタメンに定着することは出来なかったが、2017年はシーズン頭から「代打の切り札」として活躍している。ここまで13打数6安打の打率.462、打点10と驚異的な勝負強さで打点を荒稼ぎしており、左の代打として無くてはならない存在になっている。

2009年に夢見た亀井の姿とは少し異なるが、「代打の切り札」として活躍する姿には期待が膨らむばかりだ。かつて「代打の神様」とまで言われた矢野謙二や高橋由伸との比較を通じて、今シーズンの亀井について語ってみたい。

亀井の代打成績(2017)

2017年5月6日時点での亀井の代打成績は以下の通り。

  • 打率.462(13-6) 0本 10打点 得点圏.714

4月が終わったばかりだというのに、すでに代打で10打点も上げており、これはスタメン出場している坂本、阿部、マギーのクリーンナップに次いでチーム4位の成績である。得点圏打率は脅威の.714で、異常なまでにチャンスに強いことがわかるだろう。

これまでも代打出場の多かった亀井だが、安打や打点はすでに過去のシーズン記録を抜いており、代打成績は間違いなくキャリアハイと言えるだろう。

年度別の代打成績

年度 打率 出塁率
2005 .000 9 0 0 0 .000
2006 .200 20 4 3 0 .238
2007 .333 6 2 1 0 .444
2008 .100 20 2 0 0 .217
2009 .600 5 3 4 1 .600
2010 .111 9 1 0 0 .273
2011 .263 19 5 4 0 .348
2012 .273 22 6 5 1 .273
2013 .273 11 3 0 0 .273
2014 1.000 2 2 2 1 1.000
2015 .400 5 2 0 0 .500
2016 .167 12 2 1 0 .167
2017 .462 13 6 10 0 .438

参考:プロ野球ヌルデータ置き場

「代打の切り札」として新境地を開きつつある亀井だが、近年の巨人で代打として活躍し「神様」とまで呼ばれた選手たちにはまだ及ばないのも事実だ。

代打の神様と呼ばれた選手達

矢野謙二(2013)

2013年に当時の原監督から「神様」と呼ばれたのが、右の代打・矢野謙二だ。

  • 2013年代打成績
    打率.358(53-19) 0本 16打点 出塁率.382

このシーズン、矢野は代打で19本もの安打を放っており、これは球団記録となっている。またチャンスに滅法強く、応援歌のカッコよさも相まって、「代打・矢野」がコールされた時の球場の盛り上がりは相当なものであった。

終盤でチャンスを作って「代打・矢野」というのが巨人の勝ちパターンのひとつになるほどで、16打点という数字がそれを物語っている。

高橋由伸(2014-2015)

矢野が代打として活躍した翌年からは、現監督の高橋由伸が代打の神様と化した。

  • 2014年代打成績
    打率.256(43-11) 2本 17打点 出塁率.333
  • 2015年代打成績
    打率.395(38-15) 1本 9打点 出塁率.489

2014年には代打で打点17をあげ、球団記録(1976年 柳田俊郎 18打点)にあと1点と迫る活躍を見せた。また翌年の2015年には代打出塁率.489という驚異の数字を残し、由伸が出塁して代走・鈴木尚広が盗塁を決めるという黄金パターンを確立した。

2016年は代打不在に苦しんだものの、2017年は右の村田、左の亀井と代打陣の顔ぶれも充実している。亀井が現在の成績を維持できれば、かつての矢野や由伸を凌ぐ、新たな「代打の神様」となる日も近いだろう。

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